暗号資産を調べ始めると、ビットコイン以外に「イーサリアム」「リップル」「ソラナ」など多くの銘柄名を目にします。これらはまとめてアルトコインと呼ばれます。この記事では、ビットコインとアルトコインの違い、そして初心者が最初に選ぶ際の判断軸を解説します。
ビットコインとアルトコインとは
ビットコイン(BTC)
2009年に運用開始された最初の暗号資産で、時価総額・流動性ともに暗号資産市場で圧倒的首位です。「発行上限2,100万枚」というルールが変わらないことで、デジタル版の金(ゴールド)に例えられることがあります。
アルトコイン
ビットコイン以外のすべての暗号資産の総称です。代表的なものにイーサリアム(ETH)、XRP、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)などがあり、それぞれ設計思想や用途が異なります。
| ビットコイン(BTC) | アルトコイン | |
|---|---|---|
| 時価総額 | 最大 | 銘柄により大きく異なる |
| 流動性 | 非常に高い | 銘柄による |
| 値動き | 相対的に緩やか | 大きい銘柄が多い |
| 情報の得やすさ | 情報が豊富 | 銘柄によっては少ない |
| 銘柄数 | 1つ | 数千種類 |
値動きの特徴の違い
暗号資産全体として価格変動は大きいですが、ビットコインとアルトコインでは値動きの傾向が異なります。
ビットコイン:相対的に値動きが緩やか
市場規模が最も大きいため、短期の値動きはアルトコインに比べると相対的に緩やかです。ただし「緩やか」とはいえ、株式市場に比べれば変動は大きく、1日で5〜10%動くこともあります。
アルトコイン:値動きが激しい銘柄が多い
時価総額が小さい銘柄ほど、少額の売買でも価格が大きく動きます。上昇時のリターンが大きい反面、下落時の損失も大きくなりやすい特性があります。
時価総額が極めて小さい銘柄(いわゆる「草コイン」「ミームコイン」)は、短期間で価格が急騰・急落することがあり、流動性が低く売りたいときに売れないリスクや、運営元の情報が乏しくプロジェクト自体が消滅するリスクもあります。投資する場合は失っても生活に影響しない金額に限定してください。
初心者に向いているのはどれ?
一般論として、初心者が最初に選ぶ暗号資産として検討されやすいのは以下の順です(推奨ではなく、一般的に「情報が多く流動性が高い」という意味での判断材料)。
1. 時価総額上位の主要銘柄から
時価総額が大きく流動性が高い銘柄は、急に売買できなくなるリスクが低く、情報も豊富です。初心者が最初に触れるなら、時価総額上位の主要銘柄から検討するのが一般的です。
2. 複数の取引所で扱われている銘柄
日本国内の複数の金融庁登録交換業者で扱われている銘柄は、取引所ごとに比較検討しやすく、一つの取引所に問題が起きても別の取引所に移せる余地があります。
3. 自分で仕組みを理解できる銘柄
「有名だから」「SNSで話題だから」という理由だけで買うのは危険です。その銘柄が何を目的としているのか、最低限の仕組みは自分で調べてから投資しましょう。
「1銘柄に集中投資せず、主要銘柄を少額ずつ分散する」というのも一つの考え方です。ただし、分散しても暗号資産全体としての値動きは連動する傾向があるため、株式・債券など他の資産との組み合わせも検討しましょう。
銘柄の数は取引所選びにも影響する
国内の暗号資産交換業者ごとに取扱銘柄は異なります。自分が買いたい銘柄が扱われているか、また「取引所」形式で買えるか「販売所」形式のみかは事前に確認が必要です。
まとめ
- ビットコインは時価総額最大、値動きは相対的に緩やか、情報が豊富
- アルトコインは銘柄数が多く、値動きも大きい(上振れも下振れも大きい)
- 初心者は時価総額上位の主要銘柄から少額で始めるのが無難
- 草コイン・ミームコインは特別なリスクがあることを理解する
どの銘柄を選ぶにしても、まずは取扱い銘柄の多さ・手数料・セキュリティで取引所を比較することから始めましょう。